いらないカードを押し付け合うカードゲーム、 Blöde Kuhーおろかな牛ーの遊び方を説明していきます。
このゲームは、それぞれのカードのアクションに従い、最終的にマイナスカードをもらわないように注意しながら自分のカードを減らしていきます。
手札がなくなったら1ラウンド終了。3ラウンド後、マイナスポイントが少ないプレイヤーの勝ち! 思いがけず自分の前に”押し付けカード”がとどまってしまったり、準備していたペアカードを崩されたり、予想外のことが起こります。
3ラウンド後の得点はまったく予想できないので最後まで勝ち負けが分からないのがこのゲームの面白いところです!
プレイ人数 3~6人 : 対象年齢 8歳以上 : プレイ時間 15~25分
セット内容
*カード99枚
手札72枚(ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシ各18枚)
押し付けカード12枚(ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシ各3枚)
マイナスカード15枚(2ポイント12枚、4ポイント3枚)
*説明書
ゲームのストーリー
なんてこった!フェンスの穴からウシの群れが逃げ出し、たくさんのウマ、ブタ、ヒツジがあとに続きました。幸いなことに、ほとんどの動物はかなり飼いならされており、簡単に手に入れることができます。しかし、とても頑固な(誰も手に入れたいと思わない)動物がいます。さあ、取引という名の押し付け合いの始まりです!
ゲームの概要
3ラウンドで1ゲームです。
3ラウンド後、総ポイントの少ないプレイヤーの勝ちです。
ゲームの準備
- 15枚のマイナスポイントカードは、2、4に分けそれぞれテーブルの上に表向きの山にしておきます。
- 12枚の押し付けカードは、種類とラウンドごとにまとめ(1ラウンドは上に、3ラウンドは一番下に)、4種類とも表向きの山にしてテーブルの上におきます。
- すべての手札をシャッフルし、順に各プレイヤーに裏向きに9枚のカードを配ります。
- 残りのカードは山にしてテーブルにおきます。
ゲームの進め方
配った人の左隣からスタートし、時計回りに進めます。
自分の番がきたら、3つのうちいずれかを選択します。
*カードを1枚捨てる
*カード2枚(ペア)を捨てる
*パス
*カードを1枚捨てる
プレイヤーは山札の隣に ヒツジ、ブタ、ウマ、ウシ のどれかを表向きにしておきます。
次に種類に応じてアクションを実行します。

ヒツジ :アクションなし。次のプレイヤーの番です。

ブタ :左隣のプレイヤーは、山札か捨て札から1枚とります。

ウマ :全プレイヤーは手札の1枚を左隣のプレイヤーに渡します。
(注意)ウマが最後の手札の場合、それ以上のカードは渡されません。

ウシ :山札の一番上のカードを、自分でとります。
*2枚の手札(ペア)をすてる

2枚のペアカードをすてた場合、上記のアクションは実行されません。
代わりに同じ種類の押し付けカードが
1.押し付けカードが山の中にまだある場合、ぺアカードをすてたプレイヤーの左隣のプレイヤーがもらいます。

(ラウンド1の例)
プレイヤーのAが2枚のブタをすてる。
左隣のプレイヤーBが ブタ の押し付けカードをとり、自分の前に絵が見えるようにおく。
2.押し付けカードが、すでに誰かの前にある場合、そのプレイヤーの左隣に動かします。

(ラウンド2の例)
プレイヤーCが2枚のウマのカードをすてる。
ウマの押し付けカードがプレイヤーDの前におかれている場合、プレイヤーDの左隣のプレイヤーの前に動かす。
*パス
パスと宣言し、山札か捨て札の一番上のカードを取ります。
このプレイヤーの順番は終わります。
山札がなくなってしまった場合、捨て札をよくシャッフルして山札として使いましょう。
ラウンドの終了と評価
だれかの手札がなくなった場合、ラウンドが終了します。
手札が1番多いプレーヤー→「マイナス4のカード」
手札が2番目多いプレーヤー→「マイナス2のカード」
1番多く手札を持っているプレーヤーが数人いる場合、全員がマイナス2のカードを取ります。
この場合、2番目に多く持っているプレーヤーはマイナスカードはもらいません。
何人かのプレーヤーが同じ数のカードをもっている場合、各プレーヤーはマイナス2のカードをもらいます。
押し付けカードとマイナスカードはゲームの終わりまで持っていることになります。
各ラウンドが終わった時に、押し付けカードが場に出ていなかった場合は、箱にもどします。
ラウンドを終えたプレーヤーは、手札のすべてをシャッフルし、他プレーヤーに9枚のカードを伏せて配ります。
次のラウンドは配った人の左隣から始めます。
ゲームの終了と勝者
ゲームは3ラウンドで終わりです。
押し付けカードとマイナスカードの3ラウンド分をたします。
ポイントの少ないプレイヤーが勝ちです。
*同点の場合、勝者が複数になることがあります。
まとめ
初めての場合、カードのアクションを覚えるまでとまどいますが、アクションを覚えてしまえばスムーズにゲームが進みます。
押し付けカードをいかに移動させるか、作戦も必要です。
手札が少なくなってくるとペアカードが作れなくなり、自分の前から押し付けカードを移動させられなくなったり、準備しておいてもウマのカードで崩されたり思うようにいきません。
1ラウンド目にマイナスポイントを多くとってしまっても、2、3ラウンドでは得点がどう動くかは分からないので、最後まで勝負が楽しめるのもいいと思います。
3人と4人で数回プレイしましたが、人数が多くなるほど様々なカードがランダムで出されるので、予想外のことが起こり、より楽しめると感じました。
思ったほど時間もかからないので、子供を含めた家族、友人との集まりなど楽しみたい時、場を盛り上げたい時におすすめです!
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